石橋 一郎 様

石橋 一郎 様2006年9月28日、同窓会幹事会に、第9代同窓会長 石橋様をお招きし、お話を伺いました。

石橋 一郎 様

第9代会長 S50年4月~S52年4月
東京都北区ご在住

昭和32年 3月 東京電機大学電機学校 高等科通信科 卒業
     9月 国立科学博物館 学芸部工学課 に就職
昭和33年 9月 国家公務員上級職採用試験(通信)合格
昭和36年 3月 東京電機大学工学部第二部電気工学科 卒業
昭和51年 5月 国立科学博物館 工学研究部 工学第一研究室長
平成元年 4月 国立科学博物館 理工学研究部長
平成 8年 3月 国立科学博物館 定年退官
平成 8年 5月 国立科学博物館 名誉研究員
平成 8年11月 国立科学博物館 名誉館員
平成14年 4月 勲四等旭日小綬章 受章

当学園の主な役歴
昭和38年~平成 3年 東京電機大学電機学校 講師
昭和45年~昭和47年 東京電機大学校友会 理事
昭和50年~昭和55年 東京電機大学校友会 理事
昭和62年~平成元年 東京電機大学校友会 理事
昭和50年~昭和52年 東京電機大学同窓会 会長
昭和63年~平成 2年 東京電機大学電機学校同窓会 会長

東京電機大学とのかかわりは、川瀬藤男先生にお出しした手紙から始まる。当時大学武蔵野寮の舎監をされていた先生の家に厄介になり、その後も人生の折々に大変お世話になった。先生より、「お前は大学に入るのに、電機学校で世話になったのだからこの学校の為に尽くして行かねばならないぞ」と言われた言葉が心に残っている。人生の道を示唆してくれた恩人である。70歳で叙勲を受けたことを先生が大層喜ばれたと後に奥様よりお聞きし、少しは恩返しが出来たかなと思っている。

大学同窓会長就任当時は、鳩山校舎建設の最中であり、川上茂氏や故前田明志先生などの他、幹事の方が担当の分野を熱心に処理してくださり、会長職は大変楽をさせてもらった。卒業生の会として、電機学校から始まった同窓会活動が大学まで設置され、校友会を中心に組織として何とかまとまって来た。会勢拡大のために、地方支部を作ることを試みたが、地方でも電機学校出身者の方が中心に活動されており、大学出身者は青二才で、大変難しかった。やがて大学が中心になるので時間が必要だと思った。せめて、旧電機学校の卒業生を何らかの形で大学同窓会の会員に入れたかったが実現できず残念に思う。

大学同窓会が中心になった現在、校友会と各学校の組織の在り方も考え直す必要があるのではないかと思う。

<編集者コメント>
これまでの本学園に対する功労、ご苦労様でございました。また平成14年春の叙勲「勲四等旭日小綬章」の栄誉、まことにおめでとうございます。
 幹事会では、懐かしいお話や川瀬藤男先生とのかかわり、また同窓会・校友会の在り方についてのお考え等、興味深く聞かせていただきました。これからも、学園・同窓会へのご指導、ご鞭撻よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
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