会長挨拶

福澤智会長挨拶

ご挨拶

昭和59年 工学部第一部 精密機械工学科卒 福澤 智(ふくざわ・さとし)

このたび、東京電機大学同窓会 第26代会長を拝命いたしました福澤 智です。歴史ある本会の会長職をお引き受けするにあたり、その責任の重さを感じております。

本会の目的は、「会員相互の親睦を図り、会員と母校との連繋を緊密にし、東京電機大学の事業遂行並びに発展に寄与すること」と、会則にも明記されています。この基本理念を大切にしながら、変化の時代にふさわしい同窓会づくりを進めてまいります。

前任の松﨑会長のもとで推進された“参加しやすく開かれた同窓会”の流れを引き継ぎ、以下の3点を重点的に取り組んでまいります。

1.デジタル化の推進
 運営の効率化と情報の透明性を高めるため、会議のオンライン化や資料の電子配信、イベントやタスクを共有できる仕組み作りの検討を進めていきます。これにより、物理的距離に関係なく、多くの卒業生が会の活動にアクセスしやすくなります。

2.卒業生間の交流機会の拡充
 クラス会、クラブOB会、研究室OB会、そして学科・専攻を軸とする「縦の会」など、卒業生同士が再びつながり、世代や地域を超えて交流できる場を増やしていきます。同窓会では、これらの会合に対して助成金などの支援制度を整えており、その活用を通じて卒業後も継続的なつながりが生まれるよう取り組んでまいります。

3.在学生支援の充実
 在学生のキャリア形成を支える「仕事研究セミナー」や経済的支援となる「助け合い基金」の継続的な運営に加え、課外活動で顕著な成果を挙げた学生・団体を顕彰する「丹羽賞」制度を通じて、学生の挑戦を後押ししていきます。卒業後の社会で活躍する人材を、今の在学生たちとつなぎ、学び合える機会も拡充していきたいと考えています。

同窓会には、13万人を超える卒業生の知見と経験が集積されています。その大きな力を活かしながら、母校と社会の間に立ち、多様な連携と共創を生み出せる“つながりのプラットフォーム”として、持続可能な同窓会づくりを進めてまいります。
今後とも、東京電機大学同窓会への変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

令和7年6月吉日

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