川上 茂 様
2007年6月27日、同窓会幹事会に、第11代同窓会長 川上様をお招きし、お話を伺いました。
川上 茂 様
第11代会長 S54年4月~S56年4月
埼玉県飯能市 ご在住
<大学同窓会の思い出>
私が、大学同窓会長を勤めさせていただいたのは昭和54年4月から昭和56年3月までの2年間でした。同窓会は組織もしっかりしておらず、揺籃期(ようらん期)でしたが、若さと元気旺盛な幹事が大勢おりました。
校友会の方は、電機学校の先輩諸氏が張り切って活躍しておられ大学同窓会は子供扱いでした。しかし、当時の大学同窓会のメンバーは、実行力のある素晴らしい人たちがそろっており、新しい事業を次々と実現していきました。
幹事会の皆さんと相談して、まず大学同窓会の組織を強化しようということになり、地方支部の設立及び強化に注力することにしました。幸いなことに、同期生が活躍している地方が何箇所かありましたのでそこをターゲットにしました。また、同窓会名誉会長の阪本学長には支部設立総会へのご出席など大変なご尽力をいただき、中国支部、北陸支部、東北支部、四国支部、そして九州支部と順次設立・強化していきました。これらの地方支部は、現在の校友会県支部誕生の基礎になったと思います。
次に印象に残っていることは、従来から行われていた「卒業生招待会」を大学同窓会が中心になってリニューアルし「ホームカミングの集い」を始めたことだと思います。
学園サイドから、毎年卒業生に集まってもらい母校に目を向けた情報交換や後輩の就職の世話などをして欲しいが、もっと活性化するために同窓会の協力がもらえないか、という相談がありました。
幹事会でいろいろと検討した結果、町幹事からアメリカの大学の例で、卒業10年毎の卒業生を大学が招待して母校との交流を図っており、名称は「ホームカミング」といって母校に帰る、と言う意味で活発な活動をしているとの話があり、本学もそれをいただき会勢拡張に努めることにしました。現在は卒業5年毎になったようですが毎年盛大に開催されていることは喜ばしいことです。
もう一つは、「卒業生による就職セミナー」を姶めたことです。大学同窓会が主催して、後輩たちが、先輩の経験や見識に基づく就職の相談を受けられるようにしました。優良企業に勤めている先輩が大勢参加してくれました。毎年継続され、現在も開催会揚が溢れるほどの参加者で賑わっていることは大変うれしく思います。
新しいアイディアを提案し、それを実現していった当時のすばらしいスタッフに改めて心から感謝を申しあげます。
大学同窓会発展の期に会長に就任され、現在も継続されている活動の礎を築かれました。幹事会では明快な口調でお話いただき、また話題豊富な内容を拝聴させていただきました。まだまだご活躍の折、健康には十分ご配慮の上、これからも学園・同窓会へのご指導ご鞭撻よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。