松﨑 裕一 様

松﨑 裕一 様
第25代会長 2021(R3)年4月~2024(R7)4月
埼玉県さいたま市在住
<略歴>
1977年 東京電機大学高等学校 普通科卒業
1981年 東京電機大学 工学部 電気工学科卒業
1981年-1984年 東京電機大学工学部電気工学科 教育副手
1984年 東京電機大学大学院 工学研究科 電気工学専攻 修士課程修了
1985年 東京電機大学大学院 工学研究科 電気工学専攻 博士課程中退
1986年 株式会社 大京 海外事業部入社
1989年-2025年 エス・オー・シー株式会社勤務
・34年間に亘り主にヒューズに関する規格(IEC, ANSI/UL, JIS, JEC, JEM等)の改訂・制定作業に従事、この間13箇月間休職し、英国で国際会議に必要な語学研修、1996年ロンドン大学キングス校でPG Diploma in Mathematics 修了 (with distinction)、2020年 IEC 1906賞受賞
・知財部門では、所謂知的財産権の取得、管理の他、高裁での訴訟も担当
<大学同窓会に係わった経緯>
私が大学同窓会に関わりはじめたのは2009年です。校友会埼玉県支部から総会の案内が毎年あり、欠席ばかりでは申し訳ないと思い、その年の支部総会に参加しました。神田の7号館での懇親会がお開きになり、神田駅に向かて歩いている途中で、そこの居酒屋で一杯飲んで行きますが、一緒にどうですかとお声掛けを頂いた。
初めてお会いした先輩方と静かに飲んでいたところ、遠くのテーブルから支部の役員が来て、今度同窓会の幹事に推薦すると言われ、どなたかと勘違いしていると申し上げましたが、つべこべ言わずに名刺をだせとのことで、しぶしぶ名刺を渡しました。
後日、第22代小林幸宏会長の面接があるということで日時、場所の指定があり、なんとなく同窓会幹事になってしまいました。私と同日に小林会長の面接を受けた方はもう二人いたはずなのですが、直ぐいなくなってしまいました。2009年当時は幹事会後にバロンで一杯飲むというのが恒例になっていましたが、柳田副会長(後の第23代会長)に帰り際出入口のところで「逃げ出さないように」と言われ、幹事を辞めるに辞められなくなりました。
<大学同窓会長時代の思い出>
自分には同窓会はこうあるべきという確固たる考えもなく、リーダーとしては決して優秀でないが、有能な役員・幹事などに支えられ、曲がりなりにも同窓会会長を4年間務めることができたことを本当に嬉しく思い、関係者各位に改めに感謝申し上げます。
思い起こせば、4年間には色々なことがあり、楽しい思い出もたくさんあります。会長になってから約2年間は新型コロナウイルス(以下、単にコロナと呼ぶ)の影響で、学内での飲食は禁止、定時総会も幹事等を除き遠隔で視聴して頂く形で実施しました。
それでも、既に定着していたコロナに強い東京江戸歴史散歩(4年間に7回)及び第24代相原会長のときに種が蒔かれた全国オンライン写真展を毎年開催することができました。
委員会で事業を分担・担当すると興味ある事業に積極的に関われないことも多いとのことで、事業を行う体制としてプロジェクト制の提案がありました。なるほど良い考えだと思い、失敗すればまた元に戻せば良いくらいの軽い気持ちで途中から変更しました。
これに対しては、プロジェクトの権限、立ち位置等が不明確、一部の人に負担が掛かり過ぎるなど手厳しい批判を頂きました。第4回全国オンライン写真展プロジェクトでは、外部業者への発注手順の不備が指摘されれ、幹事にご迷惑、ご心配を掛けてしまい真剣に悩んだことも苦い思い出の一つです。
また、大学同窓会創立70周年記念事業のメインイベントとして2022年11月19日に丹羽ホールにて、公開講演会(落語会)及び記念式典を開催できたことも思い出の一つです。残念ながらコロナの影響で、祝賀会は開催できませんでした。
11時からの落語会は、最初にディスコバンドで会場が盛り上がり、「千住日の出寄席」による落語や漫才、トリには真打立川談幸師匠の古典落語で、地元の方も含めおよそ200人の来場者に楽しんで頂きました。落語会の後は記念式典で、来賓挨拶、サポート募金贈呈、表彰、大学同窓会60周年からの足跡の紹介などが行われ、出席頂い皆様に記念品(サーモステンレスボトル、トートバックなど)を配ることができました。
更に「創立70周年記念 ここ10年の記録」ということで、各委員会や色々な方から寄稿頂き、一つのPDFファイルとして纏めることができたことも思い出の一つです。
その他にも、校外研修会で伊東温泉や石和温泉に行ったことなども楽しい思い出です。
<今後の同窓会幹事会に望むこと>
同窓会がスムーズに活動するためには、幹事間の意思疎通が重要と思います。居酒屋でコミュニケーションを取ることも時々必要で、相互理解がしっかりできていれば、皆で楽しく協力できます。変な誤解などがあると物事は中々前に進みませんですし、楽しくありません。。
同窓会はお金を持ち過ぎていると校友会から言われています。卒業生一人から4,000円という同窓会費も校友会で見直しが行われることになると思います。無駄遣いはできませんが、今後の事業を考え、しかるべきことに使用すべきです。同窓会も緩やかに変わって行くことが必要で、あまり慎重になり過ぎず、チャンスがあれば新しい試みにトライして頂きたいと思います。
昨今の物価高騰を鑑みて、正会員、在学会員を援助する金額の見直しをお願いしたいと思います。また、同窓会の幹事の中には、校友会(含む、県支部)の役員等を兼務している方も多くいると思います。一都三県の校友会支部、中高同窓会と連絡を取り、行事が重ならないよう日程調整を行い、何かコラボできないか同窓会から働き掛けをして頂ければと思います。
最後に、福澤会長のもと同窓会の活動が益々活発になり、その活動が幹事や参加者など誰にとっても楽しいものになることを期待しています。大学同窓会、頑張れ!
以上です。