第3回岩手県支部総会報告
平成23年3月5日(土)に,ホテルメトロポリタン盛岡において,第3回岩手県支部総会を開催しました。参加者は16名でした。
総会に先立ち,東京電機大学理工学部電子・機械工学系の舟久保昭夫教授による「再生医療と電子機械工学」と題した講演をいただきました。「コラーゲンの不思議と美容との関係まで」の副題でiPS細胞,ES細胞あるいはこれらを利用した再生医療に関して,①再生医療とは一体どのようなものなのか,②細胞が存在すれば生態の組織はどのようなものでも再生できるであろうか,③一見何の関係もない電子・機械工学技術がこの再生医療を実現するための大きな鍵を握っている,④細胞の動きや増殖を工学技術で制御しようとする試みやナノレベルの構造物を作る技術が必要不可欠である,⑤また,再生医療は組織の再生という意味では美容にも大きく関連してくる,という内容でした。会場ではチタン製の実物の人工心臓が回覧され,実際に手で触れてみて科学技術のすごさに圧倒された講演会でした。
驚きの研究をされている舟久保昭夫教授のますますのご活躍を期待いたします。
総会は,及川幹事の司会で進められ,重石支部長の挨拶,来賓の挨拶がありました。
来賓として,校友会理事長の石塚昌昭様,大学同窓会会長の小林幸宏様,校友会事務局課長の小宮耕一郎様にご挨拶をいただきました。来賓の皆様からは北千住に建築中の東京千住キャンパスの状況,募金状況,就職状況,受験状況などについてのお話をいただきました。特に,東京千住キャンパスは,今年中に完成し来年度4月開校とのことで,明るく楽しみなお話でした。なお,神田キャンパスでの錦祭は今年秋が最後とのことで,OBとすれば少し寂しい感じもあり,皆さんぜひ見学してくださいとのお話しでした。
今回の支部総会では役員改選があり,支部長が重石桂司さんから山本忠さんにバトンタッチとなり,副支部長以下の幹事もやや若い世代となりました。また,初代支部長を務められた荒克之さんが支部顧問を退任され,今後は福島県に移られそちらの支部に加入予定との報告がありました。
その後,懇親会に移り和気あいあいとした中で来賓の方々と懇談を深めることができました。
最後に岩手県支部総会の開催にあたり,ご支援くださった学園,校友会,同窓会の方に厚く御礼を申しあげます。
(支部事務局 斎藤 記)